黄斑円孔は網膜の中心部である「黄斑」に孔(あな)が開く病気です。
中心部が見えにくくなるため、視力低下やものが歪んで見るようになります。
目の中のゼリー状の硝子体が黄斑部と強く癒着している場合に、黄斑部が引っ張られてしまい、
孔(あな)が開くとされています。
60歳代の女性で多いと言われています。

黄斑円孔の検査

検査は光干渉断層計(OCT)で行います。
OCTで黄斑部に円孔を認めた場合に治療が必要です。

黄斑円孔の治療

治療

硝子体手術で、眼内のゼリー状の硝子体を取り除き黄斑円孔周囲の引っ張る力を取り除きます。
その後、目の中に医療用ガスまたは空気を入れて手術を終えます。
術は局所麻酔で日帰り手術です。
時間は通常の場合20分くらいにで終わります。
手術後に短時間の「うつぶせ寝」をすることで円孔が閉鎖しやすくなります。