近視の進行抑制に効果があるマイオピン点眼液

近視の進行を抑える有効な手段としてマイオピン点眼液があります。
この点眼液はアトロピンを0.01％配合させた点眼液で、
シンガポール国立眼科センターでの研究に基づいて開発されたものです。
アトロピンは以前から近視の進行を遅らせるといわれていましたが、
瞳孔を広げてしまい視力に影響が出て使用までには至りませんでした。

マイオピン点眼液が選ばれている理由

※ 近視の進行を約６０％軽減させることができた点眼液

  1. 重篤な副作用がほとんどありません。
  2. まぶしさに影響を及ぼしません。
  3. 目の遠近調節機能（手元を見る作業）にほとんど影響を与えません。
  4. 手元の見え方にも影響を与えません。
  5. 1日1滴を就寝前に点眼するだけの簡単な治療法
  6. 1本5mlで1ヵ月での使い切りです。
  7. 点眼液はGMP（医薬品製造管理及び品質管理基準）準拠の工場で作られています。

適応年齢、対象となる近視の程度は？

６歳から１５歳
軽度～中等度の近視（－１Ｄから－６Ｄ）

処方までの流れ、処方後の流れ

  1. 視力や屈折状態を調べて、マイオピンの適応を確認します。
    保険診療となります。マイオピン点眼液での治療を開始するかを決めます。
  2. 翌日以降、マイオピンを処方のために受診　ここから自由診療となります。
    検査、マイオピン点眼液１本処方
  3. １か月後に再診
    検査、副作用等ないかを確認し、マイオピン点眼液３本処方
  4. 3か月後に再診
    検査、マイオピン点眼液3本処方
  5. 以後3か月ごとに受診

費用

最初の処方日（検査代、マイオピン1本）　　　　 ４,４００円　税込み

最初の処方日（検査代、マイオピン1本）
４,４００円　税込み

3か月ごとの処方日（検査代、マイオピン3本）　１１,０００円　税込み

3か月ごとの処方日（検査代、マイオピン3本）
１１,０００円　税込み

治療にあたっての注意

  1. 近視の進行を遅らせる点眼液であって、近視を治すことはできません。
  2. 点眼しても近視の進行はあります。
  3. 目薬は使用開始したら1か月で必ず破棄してください（感染リスクを避けるため）。
  4. この治療は自由診療ですので、点眼による合併症（アレルギーなど）の治療も
    全て自費となります。
  5. 自由診療と保険診療を同日に行う混合診療は禁じられていますので、
    視力検査日に物もらいやアレルギーなどの診察を行うことはできません。
    視力検査日とは別の日に来ていただくことになります。
  6. 近視は成長期に進行すると言われていますので、
    治療開始後は体の成長が止まるころまで続ける必要があります。