このような症状があったら一刻も早く受診して下さい!

網膜中心動脈閉塞症

網膜中心動脈閉塞症とは

網膜の中心動脈がつまり、急に目が見えなくなる病気です。
網膜へ血液が流れなくなるので、網膜の細胞が死んでしまう為視力が低下し回復しない病気です。
そのため、早急な治療が必要です。

治療

・眼球をマッサージし詰まった血栓を流し血流の回復を試みます。
・眼の中の水(房水)を抜いて、眼圧を下げることで血流回復を促進します。
・血栓溶解液の点滴や血管拡張薬の投与を行います。

急性緑内障発作

急性緑内障発作とは

目の中には房水と呼ばれる目を栄養する水が作られています。
この水が目の外に出ていく出口にあたる隅角が閉じてしまうことで、
目の圧(眼圧)が急激に上昇する状態です。
突然の頭痛・眼痛・嘔吐・充血・かすみ目を生じます。
通常10~20mmHℊくらいの眼圧が40mmHg以上になります。
これを放置すると数時間~数日で失明してしまうので、早期に治療が必要です。
頭痛や吐き気が強いため救急車を呼んだり、内科や脳神経外科を受診することも多く
眼科受診が遅れてしまうケースもあり注意が必要です。

治療

眼圧を下げるため、緊急治療が必要です。

  • 眼圧を下げる薬の点滴を行います。
  • 虹彩(茶目)の周辺部にレーザーで穴を開けて目の中の水の流れを作ります。
  • レーザーができない場合は白内障手術を行い、隅角を広げます。